コーキング・目地打ち替えのメンテナンス
2019/07/18
コーキングとは?
外壁サイディングの繋ぎ目の目地にコーキング剤を詰め、水漏れを防ぐと目的で使用されます。この外壁サイディングの継ぎ目の隙間に目地材を充填することを、コーキングやシーリングと言い方が違う場合がありますが、同じ意味です。そのコーキングの補修のタイミングは約10年と言われています。
コーキング劣化の種類
ひび割れが起き、放置すると破断
コーキングは、紫外線や雨を浴び続けることで劣化していきます。劣化すると弾力性が失われひび割れをおこし始めます。コーキングには、柔軟性をもたせる為に可塑剤(かそざい)というものが含まれていますが、その可塑剤が紫外線によって気化し、その結果ひび割れが起きてしまいます。ひび割れを放置すると、ひび割れがひどくなり破断してしまいます。
このコーキングの破断は目で確認することが出来ます。コーキング部分に細かいひび割れや、そのひび割れが広がって穴になっている様子が確認出来ると思います。劣化が進むとコーキング部分全体に広がり、ひび割れも小指が入るほど広がっていきます。
肉やせ、放置すると破断
肉やせとは、経年劣化によってコーキング含まれている可塑剤が表面に溶け出し、コーキングの厚み自体が減少してしまうことです。新築時に施工した際のコーキングの厚み不足も原因としてあげられますが、放置するとサイディングボードとコーキング自体が剥離してしまいます。また、コーキングが薄くなっているので、ひび割れも同時に起こるので、単純なひび割れよりは重度の劣化状態と言えます。
その他、重度の劣化状態には、コーキング自体の欠落。コーキングがベロベロに取れてしまっている状態で、コーキングとしての機能は一切失われています。コーキングが劣化する年数でない場合、施工不備やコーキング剤の選定ミスが原因である事があります。他には、肉やせがかなり進み、バックアップ材(コーキングの下地)が見えてしまっている等があります。
コーキングの補修方法
打ち替え
打ち替えとは、既存のコーキングを全て撤去し、新しいコーキング材を充填していく補修方法です。既存のコーキングを撤去するのに手間はかかりその分費用がかかります。ですが、元から補修するので確実な補修であり、その効果も期待出来る方法です。
増し打ち
既存のコーキングが劣化していると、その上からあらたにコーキングを充填してもあまり意味がありません。コーキングが塗膜でしっかり保護されている等、劣化していない状態である必要があります。また、サッシ周りなど構造上、打ち替えが出来ない場合にも使用されます。
この事から、基本的にはコーキングの補修は長い目で見ても「打ち替え」が一般的で確実な補修方法と言えます。
コーキングの劣化は目で見て確認することが出来るので、これ大丈夫かな…と思ったら、お気軽に大阪堺市サイケ塗装までご相談ください。