外壁塗装の塗料について

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外壁塗装の塗料について

2020/02/14

水性塗料と油性塗料

外壁塗料は水性?油性?

新型コロナウイルスが遂に日本国内の二次感染が確認されたようですね、、症状も無症状のケースだったり、潜伏期間も最長24日が確認されたりと、日本ではこれから爆発的に広がってしまいそうですね、皆さん気をつけて下さい! 

さて、今日は外壁塗装の塗料についてお話したいと思います。 

皆さまも知っての通り外壁塗装で使う塗料には 水性塗料 と 油性塗料 があります。

大きな違いは薄める時に 水を使うかシンナーを使うかです。

外壁塗装用の塗料でも 水性と油性(溶剤)塗料があります。 

塗装用語では 油性塗料は 溶剤系塗料と言います。油性とは言わないんですね。  

水性塗料と溶剤塗料の違いとは?? 

では水性塗料と油性塗料(溶剤塗料)の違いはどんなものなのでしょうか? 恐らく外壁塗装を検討されて水性塗料と油性塗料があると知った時、誰もが疑問に思う事ではないでしょうか? 

 

1.水性塗料には匂いが少ない

外壁塗料は基本少し薄めて使います。この薄める事を 希釈 きしゃくと言います。

希釈することにより塗料が柔らかくなり塗りやすく馴染みやすくなります。

この希釈を水性塗料は水を加えて行うので匂いが少なく ツーンと鼻を刺すような匂いが無いので扱いやすい。と言う事。例えばご自宅の外壁塗装に溶剤系の塗料を使えばどうでしょう?

乾燥するまでは周辺に鼻を刺すような臭いがします。塗装する際には窓を養生しますがそれでも匂いがすることもあります。

そしてその匂いはご近所さんにも当然伝わってしまいます。そう言った意味でも水性塗料の方が扱いやすいと言う事です。

 

2.耐久性と艶の違い 

一昔前までは溶剤系塗料の方が耐久性もあり艶も出ると言われましたが、

現在の水性塗料は格段に進化を遂げましたのであまり変わらないと言われるほどになりました。また艶に関しましてもフッ素系の水性塗料などは超ピカピカになります。 

ただ塗料の構造上から言いますと、油性塗料は下地に強固に付着する為、耐久性のある塗膜を作る事が可能です。

そう考えると油性塗料の方が強いと判断出来るのかも知れません。 

 

3.乾燥時間について

水性塗料に比べ油性塗料の方が乾燥時間は格段に早いです。

戸建ての外壁塗装でいいますと、屋根は油性塗料、壁は水性塗料と言うのが主流ではないのでしょうか。 また、寒冷地などでは水性塗料の乾燥が上手く進まない事もありますが油性塗料では問題無く乾燥します。 

水性塗料と油性塗料(溶剤)ではそれぞれの特徴がありますので、立地条件や外壁の状況などによって使い分ける事で、施工時間の短縮や外壁の仕上がりが一番良い条件になるよう調整して提案します。

 

油性塗料の種類について

弱溶剤と強溶剤

溶剤系塗料には弱溶剤と強溶剤があります。

溶剤系塗料とは水では無くシンナーで希釈します。このシンナーでも様々な種類があります。

塗料用シンナー エポキシシンナー ウレタンシンナー トルエンなど

コーナンなどでペイント薄め液と書いてあるのが、塗料用シンナーです。

一般的に、塗料用シンナーで希釈するものは弱溶剤 

エポキシ系シンナーなどで希釈する塗料の場合 強溶剤となります。 

それぞれ塗装する目的に合った塗料がありその塗料により希釈するシンナーが変わり、これらは塗料の中に含まれている成分により変化します。

 一般家庭に使用される塗料は弱溶剤です。 

弱溶剤でも素人の方々には十分気になる匂いになります。現場で塗装している時に子供達が臭い!と言って走り去って行く事も珍しくはありません笑

わかりやすく用途を説明しますと、堺市を始め大阪府下の一般住宅では

屋根塗装や外壁塗装、雨樋や雨戸などには弱溶剤系塗料を使い、ベランダなどの防水などでは強溶剤系塗料を使うことがあります。

屋根でもごく稀に強溶剤を使用する場合もあります。

木部の塗料について

造膜系塗料と浸透性塗料

堺市でも外壁塗装に加え木部塗装をする現場は少なくはありません。木部の塗料には造膜系塗料と浸透性塗料があります。

造膜系塗料は名前の通り木部に塗膜を作る塗料です。ここが重要ポイントなのですが、造膜系塗料を使用すると塗膜により木目が消されてしまい木目は死んでしまいます。

木目を生かした作りにしたい場合、造膜系塗料は使用しません。

玄関前にある柱や扉など、木目を生かしたい場合は必ず塗装業者に相談しましょう。 

造膜系塗料を使用した場合、木目は消えてのべ〜っとした仕上がりになってしまいます。塗装の施工方法により施工単価も変化しますので、通常ならば塗装業者の方からどういう仕上がりにするか希望などの確認があると思いますがその確認が最初にない場合には注意が必要です。

一度造膜塗料で塗装してしまうとそう簡単には元に戻せません。

浸透性塗料

浸透性塗料とは浸透させる事により木目そのものは活かした風合いになります。ただ、この浸透性塗料には様々な施工方法があり単価も様々です。

浸透性塗料とはオイルステインやキシラデコールなど塗料も様々ですが、

ただ着色のみを目的とした塗料や木部の腐食を防ぐ木部保護剤が入っている塗料などもあります。 

施工方法としては浸透性塗料で着色のみ行う場合と、着色を行いさらに艶を出す為に艶出し塗料を塗る施工があります。この艶出し塗料を施工する場合には工程も倍以上になりますので、単価も高くなります。

そしてこの浸透性塗料の場合、

塗装前の色より薄い色には出来ない

浸透性塗料の場合、塗装前の色より薄くする事は出来ません。

同色もしくは濃くするのが一般的ですが造膜塗料では薄い色にも変更可能です。 

いかがでしたでしょうか? 

外壁塗料にも様々な種類があり、それぞれの塗料に強みと弱点が存在します。DIY塗装や外壁塗装を行う時の失敗しない為の参考になれば幸いです。 

私達は堺市を始め大阪にて外壁塗装、屋根塗装工事、水まわりリフォーム、便利屋サービスまで承っております。

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